デザイナー・クリエイターの山本海人さんが脳腫瘍で2024年5月15日、脳腫瘍のため、41歳で亡くなりました。
俳優ディーン・フジオカさんは山本さんとの最後の会話を追悼し、多くのファンが彼の功績を称えて早すぎる死を惜しんでいます。
山本海人さんとは何者なのか、どこに人が惹きつけられているのか、調べてみました。
アパレルと飲食:山本さんの事業の二つの要素はどこから
山本さんの手掛けた事業は、アパレルブランド「サノバチーズ(SON OF THE CHEESE)」のほか、日本各地に展開するサンドイッチ店「バイ ミー スタンド(BUY ME STAND)」、ダイニングバー「SOBER」など多くの飲食プロジェクトです。
山本さんの中で、アパレルと飲食の二つはどうして、結びついたのでしょうか?調べてみました。
山本さんの関心事:秘密基地とアメリカのサンドイッチ店
山本海人さんは、1982年、東京都渋谷区生まれです。
経歴をみると、二つの経験が山本さんの事業のもとになったようです。
・明星学園中学二年生の頃からハマりだしたスケートボード
山本さんは、2009年頃トレーラーハウスとスケートプールが隣接したコミュニティースペース「サノバチーズ」を設立していますが、もともとスケートボード仲間の集まれる基地スペースを発想していたようです。はじめ招待制だったものを貸スタジオなどにも利用できるオープンスペースに展開していきました。
・18歳から23歳までの5年間のアメリカ・シアトルでの海外生活
アメリカでみた「Tシャツなど雑貨も傍らで売るサンドイッチ屋さん」に着想をえて、「バイ ミー スタンド(BUY ME STAND)」を立ち上げたようです。
家族─元妻は紗羅マリーさん、その後再婚
山本さんのお父さんはピンクドラゴン(1980年代の原宿の伝説的なショップ)の関係者。飲み屋さんを経営されていたそうです。親子で飲食に携わったことになります。
2013年に紗羅マリーさんと結婚、14年に息子さんが誕生していますが、離婚されています。元妻の紗羅マリーさんは、ファッションモデル、歌手として多くの女性に支持され活躍している方です。
今また別の方と再婚されて、娘さんもいらっしゃるようです。
山本さんの魅力は?
写真で見ると山本さんは、腕にタトゥーを入れ、ストリートファッションも似合いそうなおしゃれな印象です。
ただずっと都会にいたわけではなく、2018年には真鶴に移住しています。東京の会社と釣りに興じる真鶴での田舎生活という二拠点生活を満喫している様子も話題になりました。
ブランドデザインにとどまらず、山本さんの自由で仲間を大切にしたライフスタイルや価値観そのものが人を惹きつけている源泉なのかもしれません。
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